ギャンブル依存症克服日記

ギャンブル依存症ですべてを失った者です。ギャンブル依存症は心の病気です。その人の人格異常ではありません。1人でも多くの方に理解してもらいたい。

ギャンブルへの思考回路

f:id:happysaki:20191026203946j:plain


今日はギャンブル依存症の治療の為、2回目の回復支援プログラムを受講してきました。毎週土曜日に通っています。今回は前回受講した内容の復習と、ギャンブル行動をしてしまった時の対処法について学びました。ギャンブル依存症の方は、ほぼ100%図にあるような思考回路でギャンブル行動をおこしているかと思います。私の場合、Aのハイリスク状況はお金があり、なおかつ1人で時間のある時です。Bの自動思考と正当化は、お小遣いの範囲ならいいだろう、この馬が負けるはずがない、勝てるから大丈夫、このような考えでした。そしてCのギャンブリングに至り、Dの結果、負けて後悔するに至ります。脳みそがAのハイリスク状況にになれば、自動的にDになっていました。

 今回はこの思考回路を理解して、その上でどう対処するかについて考え、学びました。私が思う1番の危険はお小遣いの範囲ならいいだろうという考えです。ここの正当化から全てはじまっていました。普通の人ならお小遣いの範囲で問題ないです。10万でも1000円でもいいと思います。しかし、ギャンブル依存症の方はコントロール障害です。少しの賭け金でギャンブルがはじまると、スイッチがオンになって止まらなくなります。最初は1000円のつもりでも、負けたら取り返さないといけないと思い、1万円を賭ける。そして、賭け金が大きくなり借金への道へつながります。

 回復するにはAの状況を極力作らない。またBの状況に至っても、少しだけならいいだろうと思わない。踏みとどまって、考え直す。この回復へのプロセスを1日1日積み重ねてやっていく。これが回復への道のりです。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ギャンブル依存症へ
にほんブログ村