発覚が治療のスタートになる。
連日、沢尻エリカさんの報道がされています。今回の逮捕でCMの放映中止やドラマの撮り直し等が伝えられています。一部報道では逮捕により芸能界から消えてしまい、あたかも女優として終わりのような意見もあります。
ギャンブル依存症の場合もそうですが、本人にギャンブル依存症の自覚があっても、ギャンブルを止めれないです。身内に借金の事実がバレたり、または会社に横領がバレたりします。そのタイミングで当事者はとても後悔します。まさに薬物依存症の場合は逮捕のタイミングに似ているかと思います。しかし、本人にとってはその事実こそ、治療の始まりになります。
沢尻エリカさんも報道で10年以上前から使用していた、と供述されています。聞く人にとってはそんな昔からしていたのか、けしからん。と思う人もいると思います。しかし、ギャンブル依存症経験者の印象としては、素直に話をしてすごいなと思います。普通、罪を軽くする為に最近使いましたとか、1回しか使っていませんとか、うその供述をします。実際に簡易尿検査では陰性反応だったといいます。それなのに罪を認めて、他の薬物も使っていましたと逮捕の事実以上のことを証言されています。これはなかなか勇気のいる行動だと思います。
ギャンブル依存症の場合でも、借金が発覚した後も、実際の借金の金額より少なくうそを言う場合がほとんどです。後から後から追加で借金が出てくる場合もあります。当事者は借金が発覚してもなお、借金を少なく報告し、結果うそにうそを重ねてしまう場合が多くあります。本人は保身の為に嘘をつくのですが、周りからするとさらに信じることができなくなります。 今回の沢尻エリカさんの逮捕についてですが、周りには多大な迷惑をかけてしまいましたが、本人とっては良かったのかも知れません。
依存症は病気です。薬物依存の場合、服役するとその間治療が出来ず、さらに回復が遅れるという指摘もあります。社会全体が依存症のことを知っていただき、前向きに回復を目指す人のチャンスを奪わないようにしていただきたいと思います。
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