ギャンブル依存症克服日記

ギャンブル依存症ですべてを失った者です。ギャンブル依存症は心の病気です。その人の人格異常ではありません。1人でも多くの方に理解してもらいたい。

グループミーティング治療

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 私はギャンブル依存症の治療で、週に1回グループミーティングに参加しています。GAと呼ばれるグループで、同じくギャンブル依存症の人達が集まって、話合いをする会です。最近薬物依存症やアルコール依存症など、同じ嗜癖障害の人はグループミーティングでの治療が効果があるという事で知名度が少し上がってきたのかなと思っています。私自身もグループミーティングに継続して参加していますが、あれほどやめれなかったギャンブルを今はやめれています。最初は宗教的な要素があるなかなと、敬遠していた部分もありますが、今は行って良かったなと実感しています。

 

 ギャンブル依存症のミーティングにギャマノンというグループがあります。これはギャンブル依存症の家族会といわれるもので、ギャンブル依存症当時者ではなく、身近な存在にギャンブル依存症の人がいる方達の集まりです。ギャンブル依存症は本人だけではなく、その周りの人達にも多大な影響を与えます。それはほぼ100%お金の問題です。ギャマノンに参加されている方のほとんどが、ギャンブル依存症当人の借金を支払いされています。本人の為にと思って支払いをされたのですが、結果的にそれでの解決にはいたりません。ギャンブル依存症が身近におられるギャマノンの方の悩みは、当人よりも深刻だと思います。私も今さらに、たくさんの人に迷惑をかけてしまったと反省する日々を送っています。

 

 ギャマノン参加者で、大学生の子どもがパチンコで借金を作ったという方がおられました。けなり早めのギャンブル依存症デビューです。聞いている限り、本人よりも親の方が深刻に悩まれています。精神科に一緒に行かれたり、お金の管理をされたりといろいろとされてきたようですが、本人は依存症を認めていないのか、ギャンブルは治まっていない様子でした。とても優しいそうな親御さんで、いろいろとアドバイスを求めておられました。ギャンブル依存症の場合、本人が治療の意思を示さない限りは難しいと思います。どうしたら治療の意思を持てるかは、とことん本人が困り果てるしか無いように思います。周囲からすると残酷に映るかもしれませんが、そうしなければ本人に気づきがありません。お金の無い状態で我慢させる。仕事に行かせる。恥をかかせる。本人が治療の意思を示してからが始まりです。

 ギャンブル依存症の影響は本人だけではありません。もし、家族会にギャンブル依存症の人がおられたら、その人もグループミーティングに参加する事をお勧めします。間違った対応をすることにより、ギャンブル依存症当事者の病気はどんどん進行します。最初は見学もできます。匿名で大丈夫ですの気になる方は一度訪問してみてください。

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