治療に対する姿勢
田代まさし容疑者が覚醒剤所持を認めたと、ニュースで書かれていました。逮捕当時は自分の物ではないと供述されていたようです。逮捕された時は焦りから、とっさに誤魔化したのかもしれません。気持ちは分からないでもないですが、これは回復過程で見ると良くないと思います。
依存症患者の思考として、自己正当化することがあげられます。仕方がなかった。悪気はなかった。事の結果に対しての言い訳です。心の中で、そういう意識があったとしても、自分の非をまずは認めないと治りません。自己正当化より、相手に対する気持ちを先に示す事が出来なければ回復出来ていないです。
今回、田代まさしさんの逮捕と沢尻エリカさんの逮捕が続きました。沢尻エリカさんはMDMAの使用を認め、その他大麻等の使用についても自供しています。一方で田代まさしさんは逮捕当時には言い逃れをしています。最初の行動を見る限り、沢尻エリカさんの方が回復が早いと思われます。
依存症からの回復は日々スリップとの戦いです。依存症歴が長い人ほど回復には時間がかかります。また、依存症の身近におられる方は、当事者が思っている以上に精神的にキツイです。回復を自覚していてもミーティングに通い続けるように、慢心せずに努めて行きたいと思っています。
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